日本人が誰でも知っている子守唄“ゆりかごの歌”のカナリア、さえずりが美しい愛玩鳥としても有名です。
カナリアは毒物に敏感であることから、毒ガスの検知手段として、炭鉱内や戦場で人間を守るために使われています。炭鉱内では、メタンガス一酸化炭素ガス等の中毒、爆発の危険予知に使われ、カナリアを連れて入ると毒に早く反応して死んでしまいます。
炭鉱労働者はこれを避難の判断にしていました。
ヤスコ先生は、昨今急増する自閉症などの子どもたちをカナリアにたとえています。
問題を抱える子どもたちは、今日の環境・社会・生活公害の犠牲者であると同時に、人類の生命への危険度を知らせる炭鉱のカナリアとしての深い意味を持っているのです。
自閉症の要因は、決して父親・母親・家族、家庭教育、しつけなどに起因するものではなく、もっと深く環境、社会的要因に根を置いています。
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